染め日和

屋外の染め場はお天気任せ。
風がなく日差しも気温も最適の日、真っ赤な赤を出したかったが。靭皮と呼ばれる幹の外皮はそう簡単に思う色を出してはくれない。染液を何回も通せば和紙が弱る、浸し時間をどこまで延ばすか、何度経験しても難しい。真っ赤な赤のつもりが乾けばピンクになった。ピンクもいい色だ。

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